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武豊騎手は本当に衰えたのか?【私なりの意見】

武豊騎手は本当に衰えたのか?

この記事のタイトル少し刺激的ですよね。

最初に【衰え】の定義をハッキリさせたいんです。

この記事を書く前に武豊騎手が衰えたと言っている人の意見を聞いてみたくなり、グーグル先生に聞きに行ってみたんです。

【武豊 衰え】このように検索をし、グーグル先生ならいい答えが返ってくるだろうと。

何件かヒットしまして武豊騎手の衰えについて書いてある記事を読んでみたんです。

私には理解できる記事が無かったんです。

なんでだろう?と考えた結果

 

どの記事にも共通していたのは、衰えの定義があいまいだった。

ある記事は簡単に言うと「成績が落ちたから=衰えた」このように書いてある記事がありました。

なるほど~だとすればこの記事は読む価値がないなと感じてしまったんです。

「あなたの言う通りだとすれば」年度別の武豊騎手の成績をみれば済む話で、考察する必要もない。

結果だけをみればいいのなら、競馬を見なくてもいい。競馬ブックやGallopのリーディング欄を見れば解決する。

つまり記事を読む価値なしだと判断しました。

 

ほかの記事には騎乗技術が衰えた!と書いてある。

フムフムなるほど~読み進めて行くと、具体的に騎乗技術のココが衰えたから勝てなくなった!そのような記述は無く、結局は成績の下降から想像して騎乗技術が衰えたからだ!

結論ありき
または逆引きして?
そのような事に結び付けている。

 

ただそれだけ。

このブログのタイトル【武豊が足りない】の管理人の私には、それじゃ~足りねぇ~んだよ!と思う意見ばかり。

騎手の勝利数って、そもそも【衰え】たからって減るものですか?(そもそも論)

こんな小さなブログを読みに来てくださる方だから分かると思うんですが、エージェントだったり色々な要素が絡んで勝利数って決まってきますよね?

もちろん「衰えれば勝利数が減る」このコトを否定する気はない。
むしろその通りだと思っています。

 

そこで必要だと思ったことは武豊騎手が衰えたと言われる原因を細分化して検証してみること。

肉体的なことなのか?
精神的なことなのか?
騎乗技術的なことなのか?

大きく分けてこの3つに分類しました。

 

 

 第1章【肉体的な衰え】について。

肉体的な衰えについては私の意見は特になし。

何故か?

武豊騎手のトレーナーでもありませんし、身近な人間でもないので知らない。

ここはあくまで一般論として書かせて頂きます。

一般的に加齢とともに運動能力が低下していくのは、明らかです。武豊騎手がトレーニングをしていたとしても、恐らく現状を維持していく程度だと思います。

今後も肉体的な衰えは、より鮮明になって行くことでしょう。

問題は肉体的な衰えが、騎乗技術などに影響を与え、さらに成績の低下につながるのか。

果たして

肉体的な衰え=成績の低下などに直結しているのか?

これについて考える必要があるのではないでしょうか?

2014年8月31日発売のGallop誌にこのように武豊騎手は語っています。オリビエ・ペリエ騎手との対談だったのですが、オリビエ・ペリエ騎手も同意見。

「もし20歳の時の自分と今の自分が同じレースに乗ったら、負けることはない。」

引用:週刊Gallop

これは何を意味するのか?

経験ですね。

運動能力はある時からゆっくりと下降し始める\
経験は積み上がっていく/

このバランスが崩れた時に、いよいよ引退が近くなる(肉体的な衰えを経験でカバー出来なくなった時)

武豊が積み重ねてきた経験を軽くみている人が多いのかもしれません。

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日本の名峰。
世界に誇れるFUJISAN。
裾野が広いため、山は大きくそびえたつ事が出来る。

武豊騎手の裾野はとてつもなく大きく広いと私は思う。

デビューしてまだ間もない頃から海外などで騎乗し経験を積んできた。
裾野を広げた訳です。その後に大きく育つためにね。たくさんの名馬に騎乗して様々なプレッシャーを経験をしてきた訳です。

 

そして【誰よりも勝ち】【誰よりも負けて】きた。

武豊騎手は1万8000回以上の騎乗。勝利数は本日2014年9月13日時点で、3652勝。約15000回負けてきた(沢山の騎乗経験の証明でもある)

よく勝利数について語られますが、誰よりも負けてきたコトは大事な経験ではないでしょうか?

それと長いこと武豊騎手はテッペンに居たわけです。そこからみえる景色を他の日本人ジョッキーは、みたことがあるんでしょうか。

武豊騎手の見てきた景色(経験)は別世界だと想像します(富士登山いちどはオススメ)

 

世界中の騎手を見渡しても数えきれるほどしかいない経験をしてきた騎手が武豊なんです。もし経験を軽んじるのであれば、若手騎手が最強なんですかね?(あえて極論)

 

経験を軽んじる、または無視する人にはきっとコレ↓が成り立つわけです

年齢を重ねる=体力的に衰える=騎乗技術の低下につながり【衰えた】と言う。

ふ~ん。私にはコレ↑が理解できない私がバカなだけの可能性?(笑)

武豊騎手自身がダートの1200mや芝の3200mを走るわけでは無い。

勝負は馬の上で行われるんです。

最近は日常でも勝負が行われてるかもしれませんが(エージェント馬集めなど)これは別の機会に。

まとめ

一言で衰えといいますが、今回は体力的な衰えについて書かせて頂きました。

武豊騎手は体力的に衰えたか?については知らん。だが、一般的には加齢とともに衰える。だからYES!

しかし、そのことがイコール騎乗技術や勝利数に直結している。それを衰えという事にはNOと言う立場です。

肉体的な衰えを全て経験でカバーできるなど思っておりません。

文中で書いた「バランスが崩れた時に、いよいよ引退が近くなる」(肉体的な衰えを経験でカバー出来なくなった時)

武豊騎手は現状ではこのバランスがとれていると思っております。

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