先日ある読者様からコチラの写真を頂きました(写真掲載など読者様から了承済み)
その方とは一度ですが食事をさせて頂き、競馬の話しをメールですが頻繁にさせて頂いてます。
京都に天皇賞・春を観戦に行きましょう~の流れから「美味しい鳥料理」の店を知っているとの事で、この写真を頂きました。
感じたことは
「名店の予感!」
とりあえず店にだけでも行ってみたいわwなんて思いましたね。天皇賞・春まで待てん!!はよ~食べさせ~い!!と。
名店の定義に関しては人それぞれかと思います。
・味を求める人もいる
・店の格
・店の歴史
・店の雰囲気
・お・も・て・な・し
など様々かな?
武豊騎手を例えると「名店」だと思う時があるのです。
なぜ武豊は名店なのか?
これには武田作十郎先生の教えが関係しています。
武豊から名店を感じた
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挨拶だけはしっかりと
日常生活でとても大切な事。
効果として見えにくいものですが、挨拶をしておけば損することはありません。
武豊騎手の場合はユーモアを交えインタビューに応じる姿が、ファンへの挨拶といってもいいでしょう。
伝える
伝えたいが為に大きな声を出しても伝わらないでしょう。
武豊騎手はダービー制覇への思いについて以下のように述べています。
積み重ねてきた経験と何度も噛みしめた苦い思い、そして、何よりも、自分の手で掴み取ろうとする強固な意志があってはじめて、辿り着ける最高の場所です。
武豊勝負師の極意 p.183より
これらを武豊が体現してきたからこそ伝わるメッセージがある。
積み上げることの大切さ
奇跡なんて望むな!「勝つ」ってことは…そんな神頼みなんかじゃなく…具体的な勝算の彼方にある…現実だ…!勝つべくして勝つ…!
カイジ
競馬は2000m走ってもハナ差の勝負になることもある。ほんとに小さな事を積み上げた結果3700の勝ち星があるのだと信じています。
武豊騎手はパドックなどでも背筋を伸ばし、鐙(アブミ)を履いています(足をプラプラさせない)馬の背中に少しでも負担をかけないよう配慮しているそうです。
勝つことは偶然じゃないっ・・・!!
カイジ
パドックなどで背筋がピンと伸びた武豊をみていると綺麗で頼もしく、見られている事への意識さらに武豊としての自覚を感じるのです。
意識と自覚
安易な謙遜をしません。
褒められても否定しません。
一見すると生意気に映るでしょうか?
武豊という存在にかかるファンの期待を武豊騎手自身が自覚し、意識しているからです。
まだまだ足りない!
まだやれる!
今日より明日。
明日より明後日と、さらに上手くなりたいと言います。
先日の通算3700勝を達成した際の武豊騎手のコメント
達成でき素直にうれしいです。きょう達成したいと考えていました。(数字は)実感がありません。
勝てる馬に乗せてもらった結果です。満足してはいません。さらに技術を磨いていきたいです。
ファンや関係者の”武豊”に対する期待を受け止めてくれます。
武豊騎手自身もファンと同様に【武豊という存在の理想像】を追ってくれていると感じるのです。
そんな武豊にファンは惹きつけられる
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人を惹きつける力
なぜ、武豊騎手を起用するのか?
この問いに前田幸治オーナーは以下のように述べています。
「武豊で負けたらしょうがないと納得できるから」
前田幸治オーナー
武豊騎手で負けたらしょうがないと納得させる力。
武豊のスキルを認め、ソレを前提として、この男と一緒に勝負したい!!と惹きつけられます。
馬主さんだけではなく、ファンも同様ではないかと。
このように思わせる事ができるのが”武豊の図抜けた能力”
武豊の図抜けた能力
武豊の優れた所はスキルを持っているコト自体ではなく、そのスキルを勝利数または地位や名誉に変換したところ。
現時点で3700勝っている騎手に対しての論調で「上手い」「下手」どれもピンとこないのはスキル自体を問うからなのではないでしょうか。
3700勝している事に意味がある。
騎手である限り上手いのは当たり前っていう視点が必要なのかもしれません。それで初めてスタートラインに着けるって考え方。
さらに”何か”がないと勝ち続ける事はできないという現実。
“ウマイ”だけでは名店にはなれない。
武田作十郎先生が武豊に教えたこと
「ユタカよ、競馬界という所にお店を構えるんだから、その武豊という暖簾(のれん)を汚すような事はしてはいけないよ。」
名店とは
美味しそうだ!
行ってみたい!
暖簾をくぐって見たいと期待させ
その期待に応え、期待を越えてくれるところ。
期待させてくれる!
いや、期待せずにはいられない!!
そこが武豊=名店と言ったところではないでしょうか?