7月13日は1歳馬が上場され、セリが行われます。セレクトセール初日に上場を予定されているディープインパクト産駒の中から、注目馬をピックアップして紹介してみますね。
「お~なかなかの良血馬だ~!武豊騎手に将来乗って欲しいな~」私の勝手な願望コミコミプランの紹介といった感じの記事です。
ですから、公平性なんてものは、ない。
この馬を、この馬主さんが、落としてくれませんかね?そしたら楽しいんだけどなぁ。。。なんてことになってますので、お付き合い頂ければ幸いです。
では、どうぞ。
セレクトセールの注目馬ディープインパクト産駒リスト
photo credit: Deep Impact Scarecrow via photopin (license)
セレクトセール1日目は合計244頭が上場を予定していて、ディープインパクト産駒は22頭になります。
その中から、今回は3頭の紹介。
上場番号19番キングスローズの2014
キングスローズの2014 牡 母父Redoute’s Choice ノーザンファームYearling
母父のリダウツチョイスはデインヒルの産駒で、ディープインパクト相性がいいことが推察できる。
父ディープインパクト母父デインヒルのデータ。
大きく捉えてリダウツチョイス×サンデー系の産駒に、フルーキーやランリョウオー。
リダウツチョイスは、すでに日本で適正を証明していて、ディープインパクト×リダウツチョイスの配合には、多くの方が好感を持つのではないでしょうか。
母キングスローズはニュージーランドの1000ギニー(日本の桜花賞のようなもの)勝ち馬。
このキングスローズの2014の産駒に、熱量が高いのは島川隆哉オーナーであろうと。今期、島川オーナーはリダウツチョイス産駒の牝馬をオーストラリアで購入した。
※そのうちくるかもしれないシリーズで紹介します。南半球産のため、日本の競走馬規約では誕生から丸2年経っていないと、競走馬となれません。
デビューは早くても、年明けごろだと思います。しばらくお待ち下さい。
父リダウツチョイス
母ウィークエンドビューティー
この馬の半兄ウィークエンドハスラーはG1を7勝し、2年連続でオーストラリアの年度代表馬になった馬。
オーストラリアで購入したリダウツチョイスの産駒は牝馬で、将来的にはエスティーファームで繁殖入りし、ディープインパクトをつけたいのではないだろうか。
photo credit: Sudden Fiction via photopin cc
キングスローズの2014を落札しそうな馬主
島川隆哉オーナーが好きそうな血統。さらに複数の馬主さんが参戦すると予想。とうぜん値段はつり上がり熱い戦いになるのではないでしょうか。
億を超える争いになると過去の実績から、セリに参加する馬主さんは絞られるハズで候補はこの方たちか?
・里見治氏 冠名サトノ
・ダノックス 冠名ダノン
・島川隆哉氏
・野田みづき 冠名ミッキー
・David Redvers(カタール ファハド殿下の代理人)
※金子真人オーナーも、非常に似た血統構成のフィエロで成功していて、参戦してきそうな予感。
金子真人オーナーが過去に、億を超える馬を落札したのは1頭のみ。現2歳馬プロディガルサンだけなのですが、武豊騎手のファンとしては強力なライバルといった感じ。(静かにしておいて欲しいと勝手に思ってます笑)
島川隆哉オーナーに、ご購買を期待しております!
上場番号50番ラッシュラッシーズの2014
ラッシュラッシーズの2014 牡 母父Galileo ノーザンファームYearling
母ラッシュラッシーズはG1を3勝した名牝。母父ガリレオでヨーロッパの重厚な血が流れています。
先日こちらの記事で紹介した武豊に騎乗依頼がくるかもしれないヴァンキッシュラン【2歳馬】に血統構成が似ています。
ただ、少し違うところは母母父にアナバーが入っていて、軽快なスピードを伝える血が流れている点がヴァンキッシュランとの違い。
母父アナバーとして有名なのは凱旋門賞2連覇中のトレヴ。イメージしてもらえば、スピードとキレが浮かんでくるかと思います。
この違いは、社台ファームとノーザンファームの違いと言っても、いいのかな。(言い過ぎたかな。)
母系を遡ると4代母FiestaFunからは凱旋門賞を勝利したSaumarez(ソーマレイズ)母父ガリレオと敬遠される方もいるかもしれないのですが、この母父ガリレオはひょっとするかもしれません。
島川隆哉オーナーこっちのガリレオも、いいですよ!!期待しております。
上場番号71番サラフィナの2014
サラフィナの2014 牡 母父Refuse to Bend 社台ファーム
今セール一番の目玉と言っていいでしょう。
日本に輸入された経緯についてレーシングポスト紙はこのように伝えています。
アイルランドのアガ・カーン・スタッドのマネージャーであるパット・ダウンズ氏は、「オーナーブリーダーであるアガ・カーン殿下は断りきれない魅力的なオファーを受けた」
当時の為替レートで6億5000万で吉田照哉氏が購入。
母サラフィナはG1を3勝。わずかデビューから2戦目にしてサンタラリ賞(G1)を勝利した天才肌。
母父リフューズトゥベンドが聞きなれないかもしれません。また、その父はサドラーズウェルズということもあり、「血統はいいけど、モッサリ」してるんではないのか?とイメージされる方も多いでしょう。
リフューズトゥベンドは現役時代イギリス2000ギニー芝1600mを勝利。距離を延長して挑んだイギリスダービーでは惨敗。この惨敗の原因は距離とされていて、勝利したレースはマイルから中距離で活躍した馬。
サドラーズウェルズ系としてはスピードによった種牡馬で、娘であるサラフィナも同様に、2400mではアッサリ負けてしまうことがありました。
これは日本で競走馬生活を送るうえでは、むしろ長所になる可能性すら、ある。
父ディープインパクト母サラフィナとも、現役時代に凱旋門賞で3着になった馬(ディープは入線ですが)夢のあるカップリングから誕生したサラフィナの2014は高額になるでしょう。
2億以上の可能性が高く、その価格帯を考えると過去の取引実績から、落札が予想される馬主さんの筆頭は、この方かな?
・David Redvers(カタール ファハド殿下の代理人)
ファハド殿下の代理人さんが声をかければ、セリから降りる人がいて価格が思ったよりも、上がらない可能性がありますよね。
3億4億もしくはそれ以上となると、どれだけ沢山の馬主さんが、この馬を狙うのか?コレにかかってくるのではないのかと。
そーいった意味で、島川隆哉オーナー寺田ご夫妻などが参戦すれば、「いったい、どんな値段がつくんだろうか?」想像したりするのが、セレクトセールの楽しみのひとつですね。
まとめ
今回はディープインパクト産駒3頭の紹介。セレクトセール当日の朝までに、さらに出来る限り紹介していこうかと思っています。