新馬の騎乗依頼が多いですよね?
データを調べなくとも、肌感覚としてあると思うんです。
とにかく新馬の予定がドンドン入ってきている感覚が。
今週末の3日間開催も順調に新馬戦の予定があり
今回は、10月10日土曜日に武豊騎手でデビューを予定している2頭の紹介です。
武豊で10月10日京都4Rにデビューのピエナダンディーから紹介
(ジョージ・ブライアン・ブランメル)
ピエナダンディーの基本情報
・生産者は藤本友則氏
・馬主は本谷兼三氏
・栗東:浜田多実雄厩舎に所属する、2歳牡馬がピエナダンディーです。
馬名の意味は、「ピエナ(冠名)+しゃれ男」ということだそうです(JRA公式でしゃれ男となっていました)。
英国社交界においてダンディのお手本といえば、オックスフォード大学で皇太子兼摂政時代のジョージ4世の学友だった、ジョージ・ブライアン・ブランメル。
ブランメルのファッションは決して派手ではなく、いついかなる時でも全く乱れがないこと、なによりその人柄こそが「ブランメル」が、ダンディと称された証。武豊のことかと。ピエナダンディーに騎乗するのにピッタリですね。
ピエナダンディーの血統
この血統は、馬主の本谷兼三氏の血統といっても過言ではないんです。
兄弟を見渡すと、「ピエナ」の冠名がつく馬が多いですよね。この血統でこれまで4勝していますから、お気に入りなのでしょう。
ピエナダンディーの調教
9月17日栗東坂路 良 助手が騎乗して
54.9-40.2-26.0-12.8仕掛
外サンライズフライト馬なりと併せで併入
9月30日栗東坂路 良 助手が騎乗して
52.8-38.6-25.3-13.2一杯
外タガノゼウス強めと併せで1.3先着
9月30日終い1ハロン失速していますが、助手さんが騎乗していたことを考慮すれば、まずまず。
まとめ
2012年1月1日まで遡ると、本谷兼三オーナーの馬にいちばん多く騎乗しているのは、武豊騎手なんです。オーナー所有の馬は、それほど武豊騎手と縁がある厩舎に預けられていないのにも関わらず、武豊騎手がいちばん多く騎乗している。
武豊騎手を贔屓にしてくださるオーナーといってもいいでしょう。武豊騎手で勝つことができれば、オーナー喜んでくれそうですね。
武豊で10月10日京都5Rにデビュー予定♪アリアカンタービレ
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アリアカンタービレの基本情報
・生産は谷岡牧場
・馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
・栗東:高橋康之厩舎に所属する、2歳牝馬がアリアカンタービレです。
馬名の意味は、「抒情的に美しく歌うアリア」です。
アリアとは?
イタリア語で、叙情的、旋律的な特徴の強い独唱曲で、オペラ、オラトリオ、カンタータなどの中に含まれるものを差します。また広義に、そのような独唱曲を想起させる曲を指すようです。
アリアカンタービレの血統
この血統といえば、5代母スワンズウッドグローブ!!
1970年イギリスから輸入され、谷岡牧場で繁殖生活を送ることになったスワンズウッドグローブは、8頭の牝馬を出産し、そのすべてから活躍馬を輩出しています。
また、産駒の多くがサクラの冠名で走ることになり、サクラ軍団のゴッドマザーといえば、スワンズウッドグローブ。サクラチヨノオー、サクラプレジデントなど、耳にしたことがある方が多いでしょう。
父ロージズインメイは、現役時代ドバイワールドカップを含むG1を2勝。血統表をみると牝系の血が古いですね。3代まえの血統が1960年あたりですから、現在活躍している種牡馬としては、珍しいですね。
ロージズインメイって、どんな種牡馬??
正直言って、この種牡馬のことは詳しくないのです。
ロージズインメイと母父マイネルラヴの成績がいいのは、岡田繁幸氏の努力もあるのでしょう。
マイネル軍団の総帥ですから、マイネルラヴの肌馬をたくさん所有していますし、ロージズインメイを活躍させるために、良い繁殖を用意しているから、いい結果が出ているのかもしれません。
母父マイネルラヴの肌馬をロージズインメイに用意したのは、間違いではなかったようで、母父として上位に顔を出している馬の多くが、マイネルラヴと同様にミスタプロスペクター系の肌馬であること。
母父サンデーサイレンスとは相性が悪いですよね。
距離は、1700が勝率がいい。全体的に非根幹距離での活躍が目立ちます。
ローカルの匂いがしてくる、ダートのイメージが先行しますね。
イメージだけではなく、やはり札幌、函館、小倉などローカルでの活躍が目立ちます。
特徴的なデータとして、クラスが上がっても勝率の下がり方が少ない。
通常どんな種牡馬でも、クラスが上がれば勝率は下降していく傾向があるのですが、ロージズインメイ産駒は、いい馬ならばクラスの壁を簡単に突破できる馬が多いようですね(種牡馬としてアドマイヤムーン産駒もこのタイプです)。
アリアカンタービレの調教
それほど調教を積んでないんです。
牝馬ですし、仕上がりの早い馬なんでしょうね。
これだけをみると、期待しにくいですよね。
9月30日栗東CW 良 武豊が騎乗して
6Fから84.2-67.5-52.8-38.9-12.2位置7強め
内イェドプリオル強めに6Fで1.3先行3F併せで0.9先着
外ワオ強めと6F併せで2.2先着
5Fから67.5終い1ハロン12.2は、見所あり(一瞬、おいおい、どこのオープン馬だよ!と興奮。位置7をみて我にかえりました)。悪くないタイムが出ているのは、間違いありません。
まとめ
高橋康之調教師のコメントはこちら
「小柄な馬ですが、重いチップでもしっかり反応してくれましたね。ゲートも速いですよ。牧場で見たときからやれそうな雰囲気があったし、初戦から楽しみにしています」。
高橋先生は自信ありげなコメントです。