今回のゲスト投稿はジェニュイン2様です。

前回は、函館開幕週に函館競馬場に観戦に行かれて、その様子を投稿してくださった。函館競馬場からの生リポートって感じで、貴重だと思うんです。

今回は昨日行われた函館記念の様子を投稿。できたてホヤホヤですよ～。
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武豊のいる競馬場

この一週間はやたら長く感じた。
日曜の夜に特別レースの登録馬を確認。
月曜日にギャロップを購入してからが長かった。

元々忙しく毎日残業もあったので、そのせいもあるかもしれないが、やはり一番の原因は函館記念が迫っているからだろう。週末が待ち遠しい。

競馬ファンのほとんどが同じ思いで一週間を過ごしているのではないだろうか。

 

さぁ土曜日。

開幕週以来ユタカが参戦だ！

今回も馬券のカギになるだろう。土曜日の開門前には常連だけではなく、毎年函館記念週だけ見かける内地の旅打ちグループもいる。この開門前のソワソワ感がたまらない。

3レースぐらいが過ぎた辺り違和感を感じる。前回のユタカ参戦時とは空気が違う。その違和感が確信に変わった6レース。今日はミルコ・デムーロ函館初参戦なのだ。

 

夏競馬である函館競馬場に外国人ジョッキーがいること自体稀なことではある。そこにミルコが登場となれば、競馬場の空気は完全に主役ミルコだ。ユタカではないのだ。

そしてそのまま土曜日は未勝利。嫌な予感が漂うまま明日に向かうことになる。

さて日曜日。

小雨の降る中開門前から並ぶ。やはり函館記念。開門前の人数が違う。昨日の旅打ちグループも陣取っている。

さてユタカはというと、変わらぬ日曜午前である。圧倒的な一番人気クロイツェルも3着。そうこうしている内に昨日から主役を張っているミルコが函館初勝利。

なかなか風向きが変わってこないまま午前の競馬を終える。昼のイベントで尾上松也さんの口からも「デムーロが乗るし」という言葉。

こんなの「武豊のいる競馬場」じゃない。心でそう叫んだ。

 

雨も上がり風向きが変わった6レース。ユタカが魅せた。一番人気ではあったが、勝ちきれないダンツレガリアで今週の初勝利。ユタカの代名詞でもある計ったような差し切り勝ち。これが見たかった。ユタカが勝つと歓声が違う。

ライトファンのおばちゃん達が喜んでいた。さぁここから巻き返すぞ！とばかりに9レースで中穴をあける。ここから確変モードになるかと思った。しかし・・・。

意地を見せたのは岩田だった。毎年夏は函館に腰をすえて参戦。今年はぶっちぎりで函館リーディング。この日も４勝の固め打ちである。まるでここは俺の庭と言わんばかりの騎乗だった。

ミルコでもユタカでもなく主役は函館リーディングの岩田だったのだ。

結局この日は3人で8勝した。名手の意地のぶつかり合い。終わってみればそんな結果になったのである。函館競馬っていつも若手ジョッキーの飛躍だったり、中堅ジョッキーが魅せたりってことが多い。でもたまにはこんな日があっても良いよね。

また来年乗りに来て下さい。函館のユタカファンは待ってます！

まとめ（ここから管理人）

「武豊のいる競馬場」これを観たくて、集まる人が多く存在していると思うんです。もちろん、競馬の主役は馬であったとしても、そこに武豊がいる。このことで、文中にあった「ライトなファン」も楽しめる。

武豊騎手が競馬界で担っている役割って、大きいですよね。騎手会長であることはもちろんなのですが・・・シンボルですよね。役職とか、肩書きを超えた、競馬の象徴のような存在。

いつまでも、そう在り続けて欲しい。