はい、はい、きましたよっと。
そうなんですよ、コレなんです。
○○の弟、妹ってパターンの騎乗依頼。
いや、だいたい馬は期待以上には走らんのですよ。
でも、ですよ!
陣営が期待している馬であろう馬の依頼がくるのが、武豊じゃないですか!!
でしょ?
ピッツバーグは期待度が高いハズ。
楽しみです。
武豊騎手でデビューする、ピッツバーグ!!
photo credit: Pittsburgh Reg Mtg Aug 09 (417) via photopin (license)
ピッツバーグの基本情報
・生産は戸川牧場
・馬主はラ・メール
・栗東:矢作芳人厩舎に所属する、2歳牡馬がピッツバーグです。
馬名の由来は、「アメリカの都市」からです。もしかするとピッツバーグの血統にちなんで名付けられた、かなり凝っている馬名なのかもしれません。
ピッツバーグといえば、学術都市。カーネギーメロン大学、デュケイン大学など。
ヨーロッパ人として、初めてこの地に足を踏み入れたのが、フランス人探検家ロベルト・デ・ラ・サールという人物。のちにピッツバーグという地名をつけられるキッカケをつくった人物。
ピッツバーグの血統は、
母メジロフランシス
母父カーネギー
何となく名前の由来になっていそうな血統で馬名が凝っており、オーナーの期待の現れでしょうか?
知らんけど(長めの推察です)。
ピッツバーグの血統
父ダノンシャンティ好調です。
父ダノンシャンティは、2015年産駒がデビューしたばかりの新種牡馬です。
残念ながら受胎率が低く、年々種付け頭数が減少してきています。ただ、現時点で既にレッドカーペット、ルノートルと2頭勝ちあがっています。好調な滑り出して言っていいですね。
それも、そのハズで、ダノンシャンティは世界的な良血馬。祖母グローリアスソングは現役時、34戦17勝の女傑。産駒にシングスピール、ラーイなど種牡馬となった馬を輩出しています。
引用元:武豊が足りない。スマートオーディンの記事から
自分のブログから引用するという、ソースとしての信用度(笑)
まぁ、それはさておき、レッドカーペット、ルノートルの2頭に加え、さらに3頭(マイネルパッセ、スマートオーディン、サイタスリーレッド)合計5頭がこれまで勝ちあがっています。
母系にメジロが連なっていて美しいですね。
残念ながらメジロ牧場が閉鎖(2011年)してしまい、血統表からメジロの名が減少していく事になるでしょう。
しかし、そんな悲しい想いをしているファンにとっての救世主、モーリスが現れました(グラスワンダー、スクリーンヒーローのファンにとっても嬉しかったでしょうね)。
モーリス、ピッツバーグを生産した戸川牧場とは?
戸川牧場は1960年に創業し、初めてのG1勝利となったのが、モーリスの安田記念です。安田記念について戸川洋二場長は、このようにコメントしています。
「生まれた時には、ここまで活躍するとは思わなかった。メジロの血統で勝てたのはうれしい」
なぜ、メジロの血統で勝てたことが嬉しかったのか?戸川洋二場長の父である陽一氏がメジロ牧場のスタッフだったようです。
その縁でモーリスの母であるメジロフランシスを戸川牧場が引き継ぐことになりました。メジロから見事に引き継がれてモーリスが誕生したようですね。
ピッツバーグの調教
7月下旬に一旦放牧に出され、9月下旬に帰厩。現在、順調に調教を消化しています。
7月22日栗東坂路 良 助手が騎乗して
54.0-39.5-25.7-13.0馬なり
外プリンシパルスター馬なりと併せで併入
9月30日栗東坂路 良 川須が騎乗して
56.2-40.3-25.5-12.3一杯
内ファンタサイズゴール前一杯と併せで0.1先着
9月30日の追いきりは騎手が騎乗していますが、ラスト1ハロンなかなかのキレです。併せた相手のファンタサイズは、10月4日の新馬戦で2着と好走しています。
夏場から坂路で時計をだしていて早い段階から、ピッツバーグの評判が聞こえてきていたんですよ。
ピッツバーグの評判
7月23日矢作芳人厩舎に所属している、安藤助手のコメント
「やっぱりいい馬。速いところにいってもすばらしいですよ」。
7月22日に坂路で速い時計を出した後のコメントだと思うんです(推察ですが)。おそらく安藤助手が騎乗していたのではないでしょうか。
「大型馬特有の緩さはまだありますが、ホントにいい馬です」
こちらも同じく、安藤助手のコメントです。
暑い夏場に無理をさせたくないと、7月下旬に一旦放牧に出され秋に備えていたと。
先日コースでも追いきられていてタイムは以下。
10月8日栗東CW 良 助手が騎乗して
6Fから82.4-67.2-52.6-39.3-12.6位置8一杯
外タイセイヴィクター馬なりと6F併せで併入
10月8日のCW追いきりについての安藤助手コメント
「完歩が大きいので、今日のような下の緩い馬場ではグリップが利かないんです。フォーム自体はいいんですけどね」。
引用元:報知ブログhttp://weblog.hochi.co.jp/pog/2015/10/post-ab4a.html
この追いきりに関して報知ブログでお馴染みの山本武志記者は、「今日の感じでは初戦から全開という感じではなかったかな。」とのこと。
このコメント、う~ん、参ったなぁ~というのが感想なんです。というのも矢作芳人厩舎の騎手起用は、独特なんですよね。。。
矢作芳人厩舎から新馬の依頼は珍しい?!
新馬戦に限らず、武豊騎手への騎乗依頼って珍しいですよね。
※2015年10月13日から2010年1月1日まで遡ったデータ。こちらは全ての騎乗依頼の回数で、約6年間で37回のみ。
武豊騎手への騎乗依頼の推移はこのようになっていて、騎乗依頼が多い厩舎ではないですね。
こちらは過去6年間で武豊騎手が矢作芳人厩舎の馬に新馬戦から騎乗した馬たちです。3頭しかおらず、今回のピッツバーグの依頼は、大変珍しいと言えますね。
インフォカルシー、タイセイドリームは、新馬戦でしか騎乗していません。ロードクロサイトですが、こちらはクラブ馬ではなく、前田幸治オーナーの所有馬で新馬戦を含め合計3回騎乗しています。
新馬戦から騎乗依頼がきたからといって、その後も継続して騎乗していくことが少ない厩舎ですね。ただ、これは武豊騎手との関係性の問題ではなく、矢作厩舎のローテーションというか、レースの使い方でしょう。
年間1000回の出走を目指している厩舎ですし、適しているレースがあれば騎手へのこだわり、というより番組を優先させる、そのため継続して騎乗していく事が難しくなりますね。
まとめ
ピッツバーグに継続して騎乗していくのでしょうか。
10月8日の話ですが、追いきり後のコメントを読んでいると、ひと叩きの匂いもしてきますよね。武豊騎手と矢作芳人厩舎の関係を加味すると、継続して騎乗していくのか??疑問が湧いてくるのですが、継続して騎乗したい馬であれば嬉しいですね。