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何故ファンは「武豊」が好きなのか【ゲスト投稿】

photo credit: Masai Mara Balloon via photopin (license)

ゲスト投稿は読者の方に”色々な武豊ファンを知って欲しい”と、スタートしました。

私ひとりでは限界がありますし、違った意見や文章を読んでいただく機会を武豊が足りないの読者の方に提供できれば、面白いかなぁ~と思っています。

 

さて、記念すべき第1回のゲスト投稿はペンネーム”スーパークリック様”の投稿です。

私の書いた記事は色々とこじらせますが、スーパクリック様の文章は非常に分かり易くまとまっています。スッと体に溶け込むよう!で、ポカリスウェットだね!ゴクリ!

そして、文章を読み進めると武豊騎手とスーパクリック様の驚きの共通点が・・・スーパークリック様の武豊騎手に対する熱い思いがドンドン膨らんで飛び立つような文章になっています。

 

では、どうぞ。

スーパークリック様の武豊騎手への思い

291945879_c04e1c7cbc_bphoto credit: 2002 Albuquerque International Balloon Fiesta — DSCN0255 via photopin (license)

スーパークリック様の自己紹介から

自分はシャダイカグラ以来、武豊騎手の27年来のファンです。

武豊が足りる企画に際して、何故自分は武豊騎手が好きなのか、多くのファンと共通している部分があるのではないかと思い、まとめてみました。

違うと思う人も、一緒だ!と思う人もいると思いますが、読んで頂ければと思います。

 

まず、武豊騎手が好きな理由を考える前に”武豊”(敬称略)とは何かをまとめてみます。

武豊とは

①日本競馬史上最も多くの人に知られている人

②日本競馬史上最も上手く、美しく、馬に乗れ、大一番に強い人、の事(広辞苑には載ってません)

管理人

はよー岩波書店さん広辞苑によろしくたのんます!

 

①”日本競馬史上最も多くの人に知られている人”について

イチロー選手と武豊騎手がよく比較されます。但し、野球界には、長島、王、イチローなど、一般人も知るビックネームがあります。

 

これに対し、アンチでない限り、一般人も知っているのは武豊騎手で間違いないでしょう。

武豊騎手は競馬を知らない人にもわかりやすい表現をしてくれます。スポーツニュースにも競馬の話題が出てきても聞きやすい。

 

どこでも言われていることですが、競馬をギャンブルからスポーツの領域に持ってきたのは、武豊騎手の貢献が大きいのは間違いありません。

②日本競馬史上最も上手く、美しく、馬に乗れ、大一番に強い人について

ファンとそうでない人で意見がわかれるところかもしれません。

しかし、日本競馬史上最も勝っているのだから、完全に否定されることはないと思います。

 

故人の後藤騎手も、生前インタビューで大レースの人気馬に騎乗する際には「俺は武豊だ」と言い聞かせて乗っている、と答えていたように、同業者でも”武豊”とは特別な意味を持っているのは間違いありません。

 

このように「武豊」とは、もはや人物の名前を超えた特別な意味や力を持っています。ご本人も十分にそれを認識され、受け止めておられます。

インタビューで「僕は武豊だから(やらなきゃ)」という表現をされるのはこうした思いからでしょう。

従って、まるで80年代のアイドルのように、決してファンが求めている”武豊像”を壊さない。

常にファンが求めているものを満たそうと努力してくれているのがわかります。

 

では、何故自分達ファンは「武豊」が好きなのか。

自分が考える大きな要素はふたつ

(1)”武豊”はその時期、時期での象徴であるから
(2)”武豊”は自分達の理想や夢の体現者であるから

 

(1)武豊はその時期、時期での象徴であるからについて

武豊騎手がデビューした頃は、まだバブルが弾ける直前の昭和で、オグリキャップの伝説の有馬記念は、昭和の匂いや幸福な時代でした。

自分達オールドファンには、こうした時代とオグリの幕引きがシンクロして残っています。

 

スペシャルウィークで初ダービーを制したときは、世間は厳しい社会情勢であったものの、まだ競馬人気は高く、馬券売上もピークに近かった頃で、ファンとしては競馬はとても楽しい時期でした。

これ以外にも武豊騎手のGI制覇と、自分の生活とがシンクロしたような感覚になったり、セットで記憶に残っていることは、多くのファンにあるのではないかと思います。

管理人

これはあるなぁ~!

競馬って馬の名前でその時代に自分が何をしていたのか?思い出したりしますよね。ふとした瞬間に記憶が蘇ることはあるなぁ~。

 

自分の場合、エアグルーヴが秋華賞で骨折した日、自分も資格試験に落ちました。

その一方、翌年エアグルーヴが天皇賞を制したとき、自分は入院していましたが勇気を貰い、その後社会に完全復活できました。

 

それに対して、武豊騎手が落馬し、キズナに出会うまでの間、社会情勢も厳しく、何となく混沌とした時代になり、ファンの心にも鬱積したものがあったと思います。

 

競馬人気も一時期ほどではなくなり、インターネットの普及で競馬場に足を運ぶ人も少なくなってきていました。

しかし、そんなときにキズナとの運命の出会い、そしてダービーを制覇。

オグリ(=昭和の幸福)が、初ダービー(=競馬が一番楽しかった頃)が、帰ってきた!そう思ったのは自分だけではないと思います。

 

(2)”武豊は自分達の理想や夢の体現者であるから”について

私事ですが、武豊騎手とは誕生日も身長も体重も小学校の頃教わった先生も一緒という理由からファン生活が始まりました(肝心の運動神経とルックスが全く違いますが)

 

しかし、何か近所にでもいそうな人の良さそうな18歳のお兄さん(=武豊騎手)が、デビューしてすぐに次々に大レースを勝ち、海外でも勝ち、そしてそれを馬券で応援することで、自分には出来ないような大きな夢を代わりに実現してくれているという気分になりました。

冒頭で書いた「武豊」として

このように”武豊”に自分の思い出や夢を投影することができるから、自分は武豊騎手が好きなのだと思います。

 

ところが、落馬後しばらく思うように勝ち鞍が少なくなり、一部の人には、武豊騎手が「武豊」ではなくなりつつあるのでは、と思われつつありました。

自分も苦しい気持ちになることが多くありました。

 

しかし”武豊”はやはり”武豊”だった!ファンの望んでいるその姿が再び戻ってきた!

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そうだ!この感覚だ!

幸福な感覚
競馬が楽しいという感覚
武豊が足りてきている、満たされてきている!

だから、自分はたまらなく「武豊」が好きなんだ。

まとめ(ここから管理人)

スーパークリック様の文章を読んで感じた事は、ファンと共にあるのが武豊という存在なんだろうと。

かなり共感できる部分が多かったです。

ご協力いただいたスーパクリック様に感謝しております。ありがとうございました。

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