この馬は、騎乗依頼がくるかもしれないってより、濃厚だと思っています。厩舎が松永幹夫厩舎ですし・・・馬主さん的にもそうでしょうよと。
今回紹介するティルヴィングは前田幸治オーナー名義の馬で、ノースヒルズ名義を含め、今年は牝馬が充実しているような印象です。
武豊騎手は牝馬のクラシック勝利から遠ざかっていますから、今回紹介するティルヴィングがクラシック路線を賑わしてくれたら嬉しいですね。
では、どうぞ。
武豊でデビューでしょ?!ティルヴィング
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ティルヴィング馬名の由来
・北欧神話の魔剣に由来するようです。
オーディンの血を引く王スウァフルラーメが[ドヴァリン・ドゥリン]という二人のドヴェルグ(ドワーフ)を捕らえ、命を救うのと引き換えに以下の条件を提示した。
黄金の柄で錆びることなく鉄をもたやすく切り、狙ったものは外さない剣を作るように命じた。
この剣がティルヴィングといものらしい。
ティルヴィングの基本情報
・生産はノーザンファーム
・馬主は前田幸治オーナー
・栗東:松永幹夫厩舎に所属する2歳牝馬になります。
2013年セレクトセール当歳セッションに上場され、7400万(税抜き)の高値で落札されました。いい値段ですよね!!そこで血統が気になるところ・・・
ティルヴィングの血統
・母ストゥデンテッサはアルゼンチンのG1ホルヘアトゥーチャ大賞典の勝ち馬です。一族にはアルゼンチンの活躍馬が多数!姉に現3歳馬アドマイヤピンクがいます。
母父ハイイールドは生涯成績14戦4勝のうち、G1を2勝しています。
・2000年2月19日アメリカのガルフストリーム競馬場で行われたファウンテンオブユースステークスを1番人気で1着。2着につけた着差は3 1/4身ですから、圧勝といってもいいですね。(アメリカではよくあるかな笑)
・同年4月15日アメリカのキーンランド競馬場で行われたブルーグラスステークスを1番人気で1着。
こちらのデータは父ディープインパクト母父ハイイールドのデータ(2015年6月12日から2012年1月1日まで遡ったもの)
4戦して3着1回のみ。
ロジナンという馬が父ディープインパクト母父ハイイールドです。相性はまだ語れませんね~サンプル数が少ないです。
血統を遡るとストームキャットがいますから、ディープインパクト×母父ストームキャット系(ストームバード系)ってことで相性が良い可能性が高いのではないでしょうか?(そう思っておいた方が楽しめますもんね)
ティルヴィング評判
・松永幹夫調教師のコメント
「牝馬できゃしゃな感じがあるけど、いいバネはもっていますよ。」
・前田幸治オーナーのコメント
「走らせると軽くて伸びがあってディープ産駒らしさがある。」
ティルヴィング近況
すでにゲート試験に合格しています。現在は坂路でゆっくり調整されています。
まだまだゆっくりですが、休みなく乗られているのは好感がもてますね。デビューは7月後半あたりから8月ぐらいでしょうかね。
【追記】最新情報6月10日
ティルヴィングどうやら入厩後に、かなり馬体を減らしてしまったらしく、いちど放牧に出してから立て直すようです。今後は様子を見てから決めるようで、デビューまで時間が必要かもしれませんね。
【追記】追記日7月6日
ティルヴィングが帰厩しました。7月5日に軽く坂路で乗られています。まだまだ時間がかかるでしょうから、次回の追記予定は7月15日を予定しています。
ティルヴィングのデビューについて【7月9日追記】
ティルヴィングは来週にも北海道に移動の予定(7月13日の週に移動か?)その後は札幌競馬場でデビューするようです。
7月9日時点ではデビューするレースについて具体的に何月、何日などの情報はなし。騎手についても判明していません。
※あくまで予想ですが、7月下旬ごろには騎手が判明すると思います。
ティルヴィングデビュー戦の騎手について【追記7月21日】
8月9日札幌5R 芝1800mを福永祐一騎手で予定。
ショックで、ざるそばも喉を通らない感じです(笑)今後は一切、追記しません。ご了承ください。やはり、気になるので、デビューまでは、追記していきます。
まとめ
馬主さん、厩舎を考えても、武豊騎手でデビューの可能性が高いのではないでしょうか?
ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒には、必ず当たりが入っているでしょうから、まず沢山騎乗できることが大事ですよね。
前田幸治オーナーが所有されているティルヴィングが当たりなら嬉しいです。
【追記】追記日7月20日
札幌に入厩したのを確認しました。軽くですが調教をしていて、こちら。
7月19日札幌 ダート 重 助手が騎乗して
5Fから74.8-58.6-43.9-13.8位置5馬なり
外メイショウクニツグ馬なりと5F併せで併入
まだまだ軽くです。
【追記】追記日7月23日
7月22日札幌 ダート 重 助手が騎乗して
5Fから70.2-54.1-39.6-12.8位置7一杯
外メイショウクニツグ一杯と5F併せで0.2遅れ
まだまだこれからですね。
【追記】追記日7月30日
7月29日札幌芝 良 福永が騎乗して
5Fから64.7-51.3-37.4-12.2位置5末強め
外ブラックベリー末強めと併せで併入
短評では、「追毎良化」となってます。タイム自体は特筆すべきものではないですね。
【追記】追記日8月6日
8月6日札幌芝 良 福永が騎乗して
5Fから67.9-52.9-38.9-12.6位置6馬なり
外シャルール馬なりを5Fで1秒追走1F併せで併入
最終追いきりは軽めですね。短評では「態勢整う」となってます。松永幹夫厩舎のわりにこれまでの調教では時計がそれほど出ていない点が気がかりですね。