今回ゲスト投稿をしてくださったのは前回、自分にとって武豊とは【ゲスト投稿】この記事を投稿してくださった、ジェニュイン2様です。
わたし、ジェニュイン2様が書かれる文章のファンなんです。
今回は、この表現が好きなんです。
待ちに待った函館開催初日。
天気は良好。
雲一つない青空。カツサンドをほおばりながら車を走らせ、開門前に競馬場に到着した。
ジェニュイン2様は落ち着いたトーンで語られる方。
落ち着いた文章のなかに、「よし!!」気合のようなものを感じたり、「待ちきれない」ソワソワして、「居ても立っても居られない」コレが伝わってくる。
私が表現すると、こうなっちゃう。
「お~今日はユタカがくるから、気合入ってんよ~キャッシュカード3枚持ってきたもんね~準備万端!!ATMに3回以上、行く覚悟があるもんね~。(なお、一回で大金下ろす度胸はない模様)」
私の場合、気合とか直接表現してしまいそうです(笑)
表現の仕方によって、文章って変わるものだなあ~。「その手があったか!!」と。
あまり多くのことを語らないのですが、不思議と伝わってくるものがあり、読み終えたら函館競馬場に行きたくなりますよ。
では、本文へ。
武豊のいる函館競馬場からお届け
こんにちは
函館在住のジェニュイン2です。
豊の参戦した函館開催1週目について文章を書いてみたので、ゲスト投稿させていただきます。
武豊のいる競馬場
6月20日土曜日。
待ちに待った函館開催初日。
天気は良好。
雲一つない青空。
カツサンドをほおばりながら車を走らせ、開門前に競馬場に到着した。
今年の初日は例年とは違う。
そう武豊が来ているのだ。
武豊と函館競馬場でいうならアグネスワールドで全10場重賞制覇や2年前のトウケイヘイローでの重賞連勝や特別3連勝が思い出される。
とにかく函館では強い、巧いというイメージ。スポット参戦ながら手ぶらで帰ることはまずない。
この2日間は
武豊の取捨が馬券のカギを握っていると思っていた。
1レースから見せてくれた。
騎乗していたのはスマートノエル。
スマートファルコンの再来かというような逃げっぷりで大差勝ち。2着に2秒6もの差をつけた。
よくよく血統を見ると祖母にファッションショー。
実は僕が中学生の頃、函館競馬場で初めて見たレースに出ていたのがファッションショー。
当時の函館競馬場は入場してすぐパドックの横を通ったので、良く晴れた日に山内厩舎のピンクのメンコがまぶしかったことを、よく覚えています。
初勝利が函館というのが、個人的にちょっと嬉しかった。
場内に存在感を見せつけた武豊。
やっぱり武豊。
さすが武豊。
まさにそんな空気に包まれていた。
他のどの騎手が勝っても起こらない、この雰囲気は「武豊のいる競馬場」ならではなのか。
DAIGOの口からも「武豊」
日曜日のイベントはDAIGO来場。
この日も天気は快晴。
フリーパス、イベント目当、スプリントステークス。
豊目当て?様々な条件が重なり函館競馬場リニューアル後、最多となる1万5千人以上の人が集まった。お昼のイベント中DAIGOの予想においても◎コパノリチャードの推奨理由の一つに「騎手が武豊だから」
コアなファンだけではなく、ライトな競馬ファンが集まるイベントでの予想。
説得力がありますよね。
これが「岩田のイン差し」とか「横山典マジック」とかが理由ではライトなファンには伝わらないと思うんです。
「武豊だから」これ以上、分かりやすいことってないような気がしたのは気のせいでしょうか。
逆にアンチから言えば、だから買わないってことにもなると思うんですが、どうでしょうか。これも「武豊のいる競馬場」だからありえる出来事のような気がしています。
結局二日間で3勝2着1回。
一番人気が2回というのは意外でしたが、まぁまぁの成績だったのではないでしょうか。
次回は函館記念に乗りにきてくれるでしょうか。その日の8レースにダート1700の500万条件があります。スマートノエルもそこを目指してくれないかなぁ。
残りは早くも5週間ですが、今年もう一度くらい「武豊のいる競馬場」を満喫したいなと思っています。
まとめ(ここから管理人)
読み終えて夏目漱石の「吾輩は猫である」が浮かんできた。
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」
引用元:吾輩は猫である
私の場合
「吾輩は武豊ファンである。代わりはまだ無い。次は誰を応援すべきかとんと見当がつかぬ。」
「呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする」
引用元:吾輩は猫である
吾輩は猫であるの終盤、苦沙弥(くしゃみ)先生の座敷に仲間が集まり、呑気な話に花が咲く。
日が暮れ、みんなは次々に帰って行く。
そして、座敷は淋しくなった。
冒頭の写真、残念ながら人の顔が映り込んでいて、カットしなくてはいけませんでした。あの下の部分には、お爺ちゃんがメッチャ楽しそうに笑顔で開門を待つ姿があった。
夏のたったひと時、ローカル競馬に漂う哀愁を感じました。
またひとつ行きたい場所が増えた。