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セレクトセール2015結果速報!初日1歳馬の高額取引ランキングトップ10

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セレクトセール2015年の初日が終了しました。そこで本日7月13日に上場され、取引された1歳馬の中から、高額で取引された馬をランキング形式で10頭ほど紹介していきます。

では、どうぞ。

 

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セレクトセール高額取引馬トップテンを紹介

1位 ジョコンダセカンドの2014 2億3500万 オス

生産はノーザンファーム

父ディープインパクト
母ジョコンダセカンド
母父ロッシーニ

落札者は里見治オーナーです。
冠名サトノと聞けば、「あ~あの人か!!」と。競馬ファンの方は、馬主さんの名前より、冠名で言われると分かる!場合が多いですよね。

本馬はサトノクラウンの弟にあたり、父がマルジューからディープインパクトになり、事前に予想されたとおり高額な取引になりました。

落札された里見治氏のコメント

「馬っぷりが良かった。2億円は行くと思っていた。(セリの途中で)あきらめようと思ったけど、つい(手が)止まらなくなってしまった」

引用元http://www.hochi.co.jp/horserace/20150713-OHT1T50128.html

競っていた相手が誰なのか、気になります。里見治オーナーのコメントにあるとおり、確かに馬っぷりが良かったですね。

デビューを楽しみに待ちたい馬です。

 

2位 シャンパンドーロの2014 2億3000万 オス

生産は社台ファーム

父タピット
母シャンパンドーロ
母父メダグリアドーロ

落札者は金子真人ホールディングスです。いまやセレクトセールの名物となった、持ち込み馬を金子真人オーナーが競り落とす光景が今年も再現されました。

母シャンパンドーロは現役時23戦3勝ですが、うちG1を2勝しています。

タピット産駒通算7世代が競走年齢に到達し、608頭が出走。

そのうち448頭が勝ちあがり、ステークス勝ち馬は57頭。重賞勝ち馬は33頭。トータルの獲得賞金は6677万2350ドル(約76億円)になります。

タピット自身も良血馬。タピットの母系を遡ると3代母はMoon Glitter全弟はリローンチです。

引用元:武豊が足りない@武豊ニュース【号外】クラシックについて牝馬路線

この記事を書いたのは去年の11月23日で、そこからタピットはさらに実績を積み上げています。

現在の種付け料は日本円で約3500万。タピットって凄いの?ご存じない方は、ヨーロッパのガリレオ日本のディープインパクトをイメージしてもらえれば、その偉大さがわかるかと思います。

 

でも、さすがに「2億3000万は高いだろ~!!」と感じる人が多いでしょうか。かなりの馬主さんが、この馬のセリに参加していて印象に残りました。

タピット産駒を所有し、その馬が大きな当たりの場合、日本では流行っていない血統ですから将来的な種牡馬としての価値は計り知れないものがある。

おおきな可能性のある配合に2億3000万の投資といったところでしょうか。

 

2位 ラッシュラッシーズの2014 2億3000万 オス

生産はノーザンファーム

父ディープインパクト
母ラッシュラッシーズ
母父ガリレオ

母系を遡ると4代母FiestaFunからは凱旋門賞を勝利したSaumarez(ソーマレイズ)母父ガリレオと敬遠される方もいるかもしれないのですが、この母父ガリレオはひょっとするかもしれません。

引用元:セレクトセール2015ディープインパクト産駒の注目馬【武豊ファン目線から】

母ラッシュラッシーズは現役時代にG1を3勝した名牝。牝系からは凱旋門賞馬も誕生していて、父にディープインパクトを迎えた訳ですから、高額になるのは必至だったでしょうか。

母系にアナバーが入っていて、あのトレヴをイメージさせます。

ロンシャンでの走りをイメージさせるスケールの大きな血統背景の持ち主を、金子真人オーナーが2億3000万で落札されました。

 

4位 キングスローズの2014 1億9500万 オス

生産はノーザンファーム

父ディープインパクト
母キングスローズ
母父リダウツチョイス

母キングスローズはニュージーランドの1000ギニー勝ち馬。チャンピオン牝馬にディープインパクトですから、高額になる事が予想されていました。

大きく捉えてリダウツチョイス×サンデー系の産駒に、フルーキーやランリョウオー。

リダウツチョイスは、すでに日本で適正を証明していて、ディープインパクト×リダウツチョイスの配合には、多くの方が好感を持つのではないでしょうか。

引用元:セレクトセール2015ディープインパクト産駒の注目馬【武豊ファン目線から】

6000万から始まったセリは次の一声で、いきなり1億!!その後も白熱した展開、1億5000万を超えたあたりから、「フェーイ」の掛け声が二人に絞られた感じ。

最終的には里見治オーナーがキングスローズの2014を1億9500万で落札されました。血統的な相性のよさに加え、複数人がセリに参加されていた事が高額になった要因でしょうか。

 

里見治オーナーのコメント

「馬格があるし、血統もいい。柔軟性もある。狙っていた馬だけど、価格が2億円を超えたら(買うのを)やめようと思っていた」

落札額は19500万ですから、ギリギリの攻防で狙っていた馬を手中に収めたと。お見事です。

 

5位 サラフィナの2014 1億6000万 オス

生産は社台ファーム

父ディープインパクト
母サラフィナ
母父リフューズトゥベンド

1億6000万でキーファーズが落札。

母の実績を考慮すると、この1億6000万の値段がどうなのか?

サラフィナは6億5000万で吉田照哉氏が購入されていて、牧場側からみれば、この価格には不満が残るものかもしれません。

こちらはキーファーズ関係者のコメント

「武豊さんと凱旋門賞に行くのが夢なんです。この2頭は、その夢に近いと思って購入しました」と興奮気味。

いや~嬉しいコメント!確かにこの血統なら、凱旋門賞への近道!!

 

セールを訪れていた武豊騎手のコメント

「ジョッキーとして本当にありがたい話です。騎乗できる日が来るのを楽しみにしています」といち早く届いた“オファー”に笑顔を見せていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000519-sanspo-horse

武豊騎手のファンとしても嬉しい限りです!!

 

6位 コケレールの2014 1億3500万 メス

生産はノーザンファーム

父ディープインパクト
母コケレール
母父ザミンダー

落札者はこちらもキーファーズです。

母コケレールはフランス[G1]サンタラリ賞の勝ち馬です。母父ザミンダーの産駒に凱旋門賞馬ザルカヴァの名も。

ザミンダーはゴーンウェスト産駒ということもあり、血統構成は現3歳馬のティルナノーグのイメージに近い。(もっと近い馬がいるかもしれません)

武豊騎手が跨りロンシャンで疾走する姿をイメージしてもいい、スケールの大きな配合です。

 

7位 コンテスティッド 1億1000万 オス

生産は社台ファーム

父ディープインパクト
母コンテスティッド
母父ゴーストザッパー

落札者は里見治オーナーです。

里見治オーナーが、とにかく強い!!そんなセレクトセールです。

 

8位 トリプレックスの2014 1億500万 オス

生産は社台ファーム

父キングカメハメハ
母トリプレックス
母父サンデーサイレンス

落札者は冠名ダイワでお馴染みの大城敬三オーナーです。

半兄に現在1600万クラスで活躍しているミエノワンダーがいます。

今年のセレクトセール1歳市場はキングカメハメハ産駒の上場頭数が5頭と少なく、本格的な牝系に、キングカメハメハの牡馬を探していた馬主のニーズと本馬はドンピシャ!!だったのでしょう。

見栄えもいい馬で納得の1億500万でした。

 

9位 イマーキュレイトキャットの2014 9800万 オス

生産は社台ファーム

父ディープインパクト
母イマーキュレイトキャット
母父ストームキャット

リアルスティールと同配合です。

ただ、違いは母イマーキュレイトキャットは現役時、5戦1勝と目立った活躍をしていない馬といった点。

非常に興味深く、この馬のセリを鑑賞しておりました。母の戦績はイマイチだけど、血統は素晴らしい!!そんな時いったい、どんな評価が下されるのだろうか?

答えは高評価だったようで、キズナに代表されるように、父ディープインパクト母父ストームキャットは魅力的ということなのでしょう。

 

10位 ヒルダズパッションの2014 9400万 オス

生産はノーザンファーム

父ハーツクライ
母ヒルダスパッション
母父カナディアンフロンティアー

落札者はウィンスターファームの代理人として今回のセレクトセールに来場されたJohn McCormack氏です。

 

朝9時30ごろでしょうか?世界の合田直弘氏が解説された際、本馬について「ウィンスターファームの代理人さんが良い馬だとおっしゃっていました。」とのレポートがあった。

ウインスターファームの代表的な生産馬はウェルアームド(ドバイワールドカップ)スーパーセイヴァー(ケンタッキーダービー)など名馬を送り出す、アメリカの大牧場。

 

日本のセリに世界的な牧場が、馬を求めて訪ねてくるようになったのは感慨深いですね。アメリカでハーツクライの産駒が勝った!!こんなニュースが届く日も近いのかもしれません。

2015年セレクトセール初日のまとめ

セレクトセール1日目1歳馬の取引が終了しました。高額取引された馬のランキングトップ10のなかにディープインパクト産駒が7頭。

3億4億と超高額馬がいない初日で、マーケット的にどうなのよ?と疑問の声が出るかもしれませんが、上場頭数が例年より少ないなか、総売り上げは71億円(税抜き)と例年を上回った。

さらに平均価格は3300万で、売却率は驚異の88.2%と絶好調なマーケット。

明日7月14日セレクトセール2日目は当歳馬のセリが行われます。これまでの傾向からして当歳馬のセリはさらに白熱した戦いが予想されます。

明日も夢のあるセリになるよう、期待しています。

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