前回の音無厩舎に続いて、よく分からない武豊騎手との関係を書く。読んでもよく分からんシリーズで、書いてる私もこの関係は分かりません(笑)
個人的には好きな厩舎ではないのですが、武豊騎手が成績を伸ばしていくうえで、味方になれば大きな力になりそうなので書いてみるかぁ~と。そんなところですね。
ここ最近、須貝厩舎から勝てそうな馬の騎乗依頼があった。不思議な話で興味のある読者の方もいると思いますので、過去の武豊騎手への騎乗依頼の推移と何か変化があったのか?
書いてみます。
武豊と須貝厩舎の関係【どーなってるの?】
須貝厩舎2012年の騎手起用データ
2012年須貝尚介厩舎は267戦して武豊騎手への依頼は3回
・ロココキャンドル1回
・ピエナアプローズ2回
須貝厩舎2013年の騎手起用データ
2013年須貝尚介厩舎は280戦して武豊騎手への依頼は8回
・ピエナアプローズ3回
・メメキューティー4回
・アスカトップレディ1回
須貝厩舎2014年の騎手起用データ
2014年須貝尚介厩舎は300戦して武豊騎手への依頼は6回
・ピエナアプローズ1回
・スマートアロー5回
須貝厩舎が武豊騎手を起用する際の特徴
過去3年間を調べてみて分かった事は新馬戦から依頼してくるパターンが多い、また新馬戦で武豊騎手が騎乗した場合はその後も継続して、その馬に騎乗していく可能性が高い。
過去3年間で武豊騎手が騎乗した馬は5頭
・ピエナアプローズ
・スマートアロー
・メメキューティー
・ロココキャンドル
・アスカトップレディ
この5頭の中で新馬戦で騎乗していないのはアスカトップレディだけ。
2015年に変化は起きたのか?
2015年須貝厩舎の騎手起用(3月7・8日の競馬開催分は含まれていません)
武豊騎手が騎乗したのは
・スマートアロー
・ヒラボククラウン
スマートアローは新馬戦から騎乗していますし、大川徹オーナーの馬ですから須貝厩舎でも騎乗依頼がくるのは不思議ではないですよね。
アレ?っとなったのはヒラボククラウンの騎乗依頼だと思うんです。
ヒラボククラウンの不思議
馬主の平田牧場3年間の騎手起用データ
過去3年間で武豊騎手はヒラボククラウンの1度だけ。平田牧場は過去3年間で241戦しています。
ヒラボククラウンの騎乗依頼は馬主さん側の要望ではなく、須貝先生からの依頼であるのはデータを見る限り間違いないかと。
新馬戦に騎乗していない馬の依頼がくるのは稀である事は須貝厩舎と武豊騎手の関係で先ほどのデータが示す通り。
関係の変化か?
正直ここ数年、須貝厩舎から騎乗依頼がくる馬は勝負になる馬が少なかった。ただ、ヒラボククラウンは勝負になりそうな馬だった。
ヒラボククラウン戦績
未勝利戦で勝ち上がった時に2着馬につけた着差は6馬身で、その時の2着馬セイユニコーンは後に武豊騎手で未勝利戦を勝ち上がっています。
ヒラボククラウンは500万クラスで勝負になる馬で、そーいった馬の依頼が須貝厩舎からくるのは珍しい。
須貝厩舎は過去3年間で904戦してその複勝率は34%です。このデータをみる限り勝負になるの馬とソコソコの馬を騎手によって振り分けているような数字が出ている。
横山典弘騎手の場合はゴールドシップ・ジャスタウェイなどの数字でサンプル数も少ないので参考外。
平場も含め幅広く依頼されている以下3名の騎手
- 浜中騎手
- 岩田騎手
- 福永騎手
この3名の騎手は騎乗数も多いのですが、須貝厩舎の平均複勝率34%を上回る。
逆に言えば、勝負になりにくい馬を供給されている騎手もいるわけですね。須貝先生は競馬の予想させたら、上手いかもしれないですね(笑)
ヒラボククラウンは勝負になりそうな馬で、これまでの傾向とは違い武豊の指名。今までだったら武豊ではない騎手へ依頼していたのは過去のデータから推察できること。
さらに
先週の新馬戦を除外になったネオヴァシュラン。この馬も調教の動きから、なかなかの評判になっています。
ちなみに武豊騎手はネオヴァシュランの小林仁幸オーナーの馬には過去3年間で一度も騎乗していません(小林オーナーの馬は過去3年で277戦です)
これまでの傾向から新馬戦で武豊騎手が騎乗すれば、複数回騎乗していく可能性が高いか?
まとめ
今後、須貝厩舎と武豊騎手の関係がどうなるのか?分かりませんが、2015年は勝負になりそうな馬の依頼がきているのは事実。
そして、これは”結果的に勝負になっている”と言うより、データをみる限り須貝先生は意図して騎手を振り分けている可能性がある。
2015年が終わって武豊騎手と須貝厩舎のコンビの複勝率が須貝厩舎の平均34%を越えていれば、武豊騎手が勝負できる馬を依頼する騎手の仲間入りと言ったところでしょう。
まずは今週末ネオヴァシュランが武豊騎手で出走してくるのか?注目ですね。