この馬の血統もなかなか興味深い血統で、調べて行くうちによくこの配合を試したなぁ~と感心する配合です。生産者は日高の飛野牧場というところで、この配合を誰が進言したのか?たまたまなのか?狙ったのか?
興味が湧く血統です。
武豊にスマートグレイスの騎乗依頼がきたよ
スマートグレイスの基本情報
馬主は冠名スマートでおなじみの大川徹オーナー
厩舎は栗東:河内洋厩舎の2歳牝馬になります。
スマートグレイスの血統
兄弟にオープン馬で、現5歳牝馬アイラヴリリがいます。
この配合の面白いところはココ
緑色の部分に注目。
- コートリーディーにアリダーから産まれた馬がアルセア。
- コートリーディーにフォーティナイナーから産まれた馬がトワイニング。
コートリーディーの血がアルセアとトワイニングに枝分かれしていきます。
- アルセアからヤマニンパラダイス~セラフィムへ
- トワイニングからチーキーガールズへ
再びスマートグレイスでひとつに。
アルセアはG1を2勝して(サンタスザンナSとアーカンソーダービー)牝馬ながらケンターッキダービーに挑戦し、1番人気に支持されました。結果は振るわず19着におわりました。のちに1戦して引退。通算15戦8勝2着4回。
トワイニングはデビューから5連勝後6戦目で敗れ2着。脚部不安を発症して引退。通算成績6戦5勝で種牡馬になりました。
コートリーディーの一族として、ノーリーズン・グリーンデザート・ダークシャドウ・ARCHアーチなど活躍馬多数。
コートリーディーが初めて仔馬を産んだ1974年
それから40年の時を経てコートリーディーの血が父系と母系からスマートグレイスに受け継がれました。
スマートグレイスデビュー前の調教一覧11月9日分まで
9月中旬に放牧に出され10月中旬に再入厩。入厩後は順調に乗りこまれ11月5日には武豊騎手が調教で騎乗。
栗東坂路良52.8-38.2-24.3-12.0ラップタイムが素晴らしいですね。ラスト1ハロン12秒で馬なりです。
スマートグレイスのデビューは?
11月16日京都6Rダート1200mを武豊騎手で予定。
(注意)
芝に回る可能性も若干ですがあるのかも。(デビュタントのデビューが延期になった影響で。。。)水曜日の想定で確認お願いします。
まとめ
B/Cベネフィットとコストこのことを考えさせる配合。
牧場の規模や予算によって(平たく言えば懐具合)種牡馬を選定するわけですが、スマートグレイスの父ヤマニンセラフィムの種付け料は2014年現在で、受胎条件20万円、出生条件30万円。
少ないコストで、いかに最大限の効果をもたらすか?
母チーキガールズに父ヤマニンセラフィムという血統を後押ししている40年前のコートリーディーという名繁殖牝馬クロス。ちなみにコートリーディーの18.75%のインブリードで奇跡の血量と言われるものですね。(フィッツラック繁殖説ともいう)
この配合はじつに野心的な配合で素晴らしい。100円で最高6億円を手にする事が出来るWIN5のような配合。
スマートグレイスの馬名の意味は
スマート(冠名)+グレイス(女神)という意味で、コートリーディーという女神が微笑んでいるかもしれません。
スマートグレイスの続報はここから下に追記していきます。
【追記】追記日11月19日
新馬戦を圧勝したスマートグレイス気になるのは次走だと思うんですが、12月21日の阪神6R芝1200mを予定しています。
【追記】追記日11月28日
現在放牧に出ています。12月上旬には帰厩するでしょう。入厩の知らせがありましたら、また調教など追記していきます。