みなさんはゴールデンウィークを満喫されただろうか?期間中にはキズナが出走した天皇賞・春があって7着。ガッカリされたファンの方も多いと思います。
せっかくのゴールデンウィークなのに・・・テンション下がっちゃいますよね。出かけても、何処も混雑しているし、トイレすらもね。まぁ~何処も混んでる。
とあるパーキングエリアが空いてまして、おし!トイレだぁ~と立ち寄ったわけです。ガラガラのトイレで用を足していたら、隣にくる人がいるんですよね。
なんだ?っと思うのですが、空いてるので人の勝手です。文句はないのですが、ちと怖い(笑)
ここは、言うなれば「オレの舞台だぞと!!」邪魔すんな~みたいな不思議な感覚があるわけです。動物なんでしょうか?マーキングなんでしょうか?
頭のなかに、ふとこんな言葉が・・・浮かんだ。
天皇賞・春キズナの敗戦で思う
両雄並び立たず
ゴールデンウィーク中に見つけたガラガラのトイレは、私にとっての晴れ舞台なわけです。その開放感は、ハンパじゃない!!人ごみをかき分け辿り着いた安息の場所であったりします。
「両雄」とは、二人の英雄のことで、当然ワタシは一人の英雄なんですね。この時まで。。。そして並び立とうとする「自称英雄が現れた」わけですよ。私も自称ですがね(笑)
帰りに天皇賞・春でキズナが負けた事を考えていたんです。
まったくこれと一緒だねって!!
帰路でキズナの敗戦を考える:テリトリー
領域ですよ。
天皇賞・春はゴールドシップの舞台だったんですよね。ゴールドシップ強い馬で見ていて楽しい。キズナの競馬も同様。
ゴールドシップは上がり3Fがかかるレースで勝ってきたタフな馬。キズナは上がり3Fがからないレースで勝ってきた、スピードのある軽快な馬。
どちらも強いのですが、タイプは明確に違います。天皇賞・春3200mの舞台で両雄が並び立つ事はありません。
ゴールドシップがこれまで勝ってきたレースは、どれもタフな競馬で上がり3Fがかかる競馬。
()内はゴールドシップ自身の上がり3ハロン
・2015年阪神大賞典(35.5)
・2014年宝塚記念(35.2)
・2014年阪神大賞典(34.5)
今年の天皇賞・春は35.0ほど。このピックアップしたレースは、過去の約1年でゴールドシップが勝ったレース。
この3つのレースどれも強い競馬をしています。ゴールドシップにしか出来ない競馬と言ってもいいでしょう。
2015年AJCC杯(34.4)
2014年有馬記念(33.9)
2014年天皇賞・春(34.2)
上記3レースはゴールドシップが負けたレース。上がり3ハロンは勝ったレースより、いいタイムですが負けています。
理由は簡単で、ゴールドシップがこのぐらいの脚を使えるレースになれば、他馬はもっといい脚で上がってくるため。
キズナはコレと間逆で、キズナ自身がラスト3ハロンいい脚で上がってきた時に勝てる馬。
2013年ダービー(33.5)
2014年大阪杯(33.9)
この全くタイプの違う馬が天皇賞・春という舞台に立った。
そこで昔を思い出した。
photo credit: sakura tunnel via photopin (license)
メジロマックイーンとトウカイテイオーの天皇賞・春
今回の天皇賞・春は、これと似ている。メジロマックイーンの舞台にトウカイテイオーが乗り込んだ。
戦前の評価としてトウカイテイオーは、骨折休み明けの大阪杯を快勝し、無敗で天皇賞・春に駒を進めてきた。
トウカイテイオーは2400mまでしか距離経験がなかったのですが、岡部幸雄騎手が「一杯になるという感じがなく、地の果てまでも走れそう」と、発言。
当時の私は子供でしたから「岡部なに言ってんの?止まるに決まってるだろと」こんな感想でしたね(笑)
一方マック陣営の武豊騎手が岡部幸雄騎手のコメントに対して
「あっちが地の果てなら、こっちは天まで昇りますよ」
引用元:名馬列伝メジロマックイーンp.44
私は「その通りだガンバレ!!」と、必死に応援していました(まだ子供でしたので、失礼をお許しください)
作家の木村幸治氏は、天皇賞後の観戦記に寄せて
「この名文句が、トウカイテイオーにピタリと貼り付いて一人歩きしたことは確かだ」
引用元:優駿1992年6月号p.47
マスコミ各社は、この対戦を世紀の対戦と称して、煽った。
メジロマックイーンは、前年すでに天皇賞・春を勝利していましたが、当日の単勝1番人気は1.5倍でトウカイテイオー2番人気メジロマックイーンで2.2倍。
結果はメジロマックイーンが勝ち、トウカイテイオーは5着。つけられた着差は、約10馬身。
トウカイテイオーは、レース10日後に右前脚の剥離骨折が判明し、以降春シーズンは休養となりました。
骨折は競走中に生じたとも見られたが、競走能力に影響する程度ではなかったという見解を述べる者もあり、敗戦との因果関係は不明。
忘れてはいけない事
どちらも素晴らしい名馬である事。負けたから、弱い!なんて事はないのです。トウカイテイオーは、この秋にジャパンカップを勝ちました。
どちらも名馬でありますが、両雄が並び立つ事は稀であり「どちらの舞台なのか」コレが問題なのです。今回の天皇賞・春はキズナの舞台ではなかった。
それだけ。
まとめ
負けを認める事で展望が開け、そこに活路を見出す事ができる。レース結果は舞台が違えばコロコロ変わる。
そこで
こちらは天皇賞・春の過去5年の平均配当
・枠連2,146円
・馬連15,942円
・馬単48,974円
・3連複48,100円
・3連単440,334円
こちらは宝塚記念の過去5年の平均配当
・枠連1,130円
・馬連4,392円
・馬単7,976円
・3連複14,790円
・3連単76,210円
皆さんが予想をされた結果どおりに決まりやすいのは、宝塚記念であると。つまり両雄が並び立つ可能性があるレース。
次こそはキズナの舞台で「フゥ~」っと安堵したいものです。