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武豊騎手と高野友和厩舎の話【副次的効果について考える】

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新しい厩舎のはなしが欲しい、高野厩舎とか。

 

ハァッ!?夢かぁ~妙にリアルな夢だった

 

高野友和先生の紹介!!

高野友和厩舎の特集はよ~!!
そんな声が聞こえる気がする。。。
厩舎開業以来、確実に成績を伸ばしてきている厩舎ですし、預けられている馬をみても、まだまだこれから、さらにもっともっと??まぁ、かなりのところまでいきそうな厩舎ですよね。

なんで?厩舎を開業して間もない高野友和厩舎にそんなに良血馬がいるのか?

その謎は高野先生のプロフィールを読んでもらうのが一番の近道かと思い、前半は高野先生の紹介。

後半は武豊騎手との関係を書いておきます。

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高野友和先生のプロフィール

・1976年生まれ
・福島県の出身

高野先生は競馬界に縁がない家庭に生まれたそうです。

親戚を含め両親も競馬に一切興味がなかったようです。ところが、高野先生の中学生時代に「スーパー競馬オタク」が転校してきたそうです(笑)。競馬を好きになるキッカケとして、このパターン結構あるんじゃないのかな。

高校は福島高校に進学され、この福島高校から福島競馬場へは自転車で5分ほど。高校時代はよく競馬観戦に行かれていたみたいですね。

 

帯広畜産大学に進学し、馬術部に入部。
大学時代は馬術に没頭したと。

馬術部に在学時、ノーザンファームと接点ができ、ノーザンファームで働いていた先輩に「お願いします!!」という流れで、ノーザンファームへ。ノーザンファーム空港牧場で3年間過ごされたそう。

当時、携わった馬はステイゴールド、サイレントディールなど、沢山の名馬たちと出会ったことが、のちに経験としていかされたと高野先生は語っています。

 

ノーザンファームに来てから3年が経ち競馬学校の試験を一発合格。合格後、松田国英厩舎に所属。

当時、松田国英厩舎でタニノギムレットや、ダイワスカーレットなど数々の名馬と関わってきたようです。松田国英厩舎で8年間従事し、2010年調教師免許を取得、翌2011年に厩舎開業。

以上が高野先生の簡単なプロフィールです。

 

ノーザンファームで働き、松田国英厩舎時代は厩舎の番頭てきな立場だったわけですから、人脈や手腕などを高く評価されているのだと思います。厩舎に素質馬の委託が多いのも頷けますね。

 

武豊騎手と高野友和厩舎の関係

高野友和厩舎が開業からどれだけ勝ってきたのか?
勝利数の推移。

・2011年19勝
・2012年12勝
・2013年20勝
・2014年30勝
・2015年19勝(9月1日時点)

厩舎開業以来、着実に勝利を積み上げ通算100勝を達成しています。

こちらは高野友和厩舎に所属する2歳馬の一部

高野友和厩舎 (1)

9月1日時点でデビューした2歳馬が、すでに4頭も勝ちあがっています。厩舎に委託している馬主さんの顔ぶれも豪華で、ノーザンファーム系のクラブ、さらには吉田照哉氏名義、吉田勝巳氏名義のオーナーズ。

 

高野友和厩舎から武豊騎手への騎乗依頼の推移

まず高野厩舎が開業した2011年から2015年9月1日までの騎手起用のデータ。

高野友和厩舎の開業から全ての騎乗依頼数

騎手起用について、特に特徴がある感じではないですね。関西リーディング上位の騎手たちが並んでいる印象。

武豊騎手はこれまで19回騎乗しています。

・2011年ミリアムに1回騎乗、馬主は社台レースホース
・2012年マンドレイクに5回騎乗、馬主はターフスポート
・2013年ミラフローレス、エスターブレ、ミッキーオーラ
・2014年ファルシャーに1回騎乗、馬主は社台レースホース
・2015年ポルトドートウィユ、ポルトフォイユ、ナポレオンで合計9回騎乗しています。

騎乗依頼の傾向としては、武豊騎手があまり社台レースホースの馬に騎乗していない時期でも高野厩舎からは依頼があった。全体的な印象としては、クラブ、個人馬主を問わず騎乗依頼がきているように思いますね。

 

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ポルトドートウィユがもたらした副次的効果、波及効果?

ポルトフォイユの新馬戦からの騎乗依頼は、ファンとして非常に嬉しいものでした。

最近では、血統的な繫がりだけで新馬戦の依頼がくる事が少なくなってきていますよね。これは武豊騎手に限ったことではないのかもしれませんが。

武豊騎手がポルトドートウィユに騎乗し、出した結果について陣営は納得したのでしょうか、ポルトフォイユの騎乗依頼に繋がったようにみえる。

高野厩舎は副次的効果というか、波及効果というべきか?かなり効く厩舎だと思うんですよ。

例として
2013年武豊騎手は、高野友和厩舎の馬に騎乗した回数が僅か3回でしたが、エスターブレは8月24日に騎乗し、ミラフローレスは8月25日に騎乗した。

セット依頼の気配が漂いませんか?前年マンドレイクに騎乗してから、約8ヵ月後にほぼ同じタイミングで2頭の騎乗依頼がくる。しかも2頭は、それぞれ違う馬主さん。

さらに

日曜日は全体的に騎手が決まっているレースが多い印象です。土曜日、日曜日ともに、高野友和厩舎の馬に空欄が多いといった感じです。(セットでどうでしょう?)

引用元:武豊今週の想定【6月27・28日分】

高野友和厩舎のナポレオンという馬が、水曜日の想定段階で騎手欄が空欄だった。

週末にはポルトフォイユの新馬戦が予定されていて、セットでもう1頭どうでしょうと。木曜日の確定でナポレオンの騎乗依頼が増えました。

厩舎によっては、この副次的効果というものが及ばない厩舎もあるんですよ、池江泰寿厩舎は最たる例でしょうか。

意外に感じるかもしれませんが、藤原英昭厩舎は逆。

2014年トーセンラーが出走した京都記念と同日に行われた新馬戦は、プリモンディアルの依頼があった。2014年4月27日にはフィエロ、ダノンアンビシャス、クリサンセマムと同日に3頭の依頼。

これらはすべてトーセンラーという馬がいて、そこからの副次的効果と考える。

まとめ

調教師になられてからまだキャリアは浅いものの、厩舎として通算100勝を達成。ノーザンファーム系のクラブからのバックアップは手厚いものがあるし、今後も厩舎としてグングン大きくなりそう。

武豊騎手のファンとして、良好な関係になれれば沢山の素質馬が集う厩舎ですから嬉しい。高野友和厩舎と武豊騎手の関係は、まだまだこれから変化していく可能性がある。その鍵を握っているのはポルトフォイユで間違いなさそう。

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