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【週刊?】武豊ニュース!騎乗フォームについて【だな】

先日、ネットケイバの合田直弘氏のコラムが読みたくてサイトにアクセスしたんです。コラムを読み終えて、他にも巡回してしまうのがネットの怖さですね、時間を忘れます。

その他にも沢山の面白い企画があり、ホースマンルームという企画や、曜日によって様々なコラムがある。

 

読み進めると「続きを読む」はい、はい、そうきましたかと。
その向こう側が知りたいのだよ。。。

まぁ、こんな目しちゃいますね。
よくあるパターンですよね。
会員になれ~と課金を勧めてくるんです。
以前は無料だった気がする(数年まえまでかな)。

今年の1月ぐらいだったでしょうか
キズナの調教の話で釣られまして、現在では会員(課金)しているのですが、いよいよ読み終えたぞと。ふたたび、なにか記事はないのかなぁ~と探すわけですよ。

 

そこで、こんな記事タイトルを見つけた。
『競走馬の最大の敵!屈腱炎は予防できるのか』

正直、あまりそそられなかったんですよね。
う~ん、なんか違うなぁ~と。
まぁ、時間もあったので読んでみるかと。

ところが読み進めたら、興味深い内容が書かれていたんです。

それは記事タイトルの『競走馬の最大の敵!屈腱炎は予防できるのか』からは想像ができないことで、武豊騎手の騎乗フォームに関係していることだった。

 

 

武豊ニュース@武豊騎手の騎乗フォームが理にかなっている

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本日お伝えするニュースはこちら

  1. 管理人が興味深い記事をみつけたってよ!武豊騎手の騎乗フォームがやはり理にかなっている。

 

騎乗フォームの変化とサラブレッド走破タイムの関係性

天神乗りからモンキー乗りへの変化は、サラブレッドの走破タイムの短縮にとって大きな歴史の転換点となっています。

学術誌『サイエンス』に「Modern Riding Style Improved Hoses Racing Times」モンキー乗りに変わってタイムが飛躍的に短縮されたと掲載されている。

天神乗りは1900年ごろ、そこから1913年にかけてモンキー乗りに騎乗フォームが変化していきました。

日本人で最初にモンキー乗りを取り入れたのは、1958年にハクチカラのアメリカ遠征に同行した保田隆芳騎手が現地で習得し、帰国後に実践したことで日本でも広く普及した。(厳密には保田隆芳氏以前にもモンキー乗りを試した人がいたが、定着しなかった。そのため保田隆芳騎手をパイオニアとしている)。

 

なぜ?騎乗フォームが変化した事により、タイムが短縮したと断言できるのか?

騎乗フォームの変化

1900年から1913年ごろ、急速にサラブレッドの走るタイムが速くなった。その進歩の速さは、サラブレッドの改良によりもたらされるタイムの短縮と比較して大きく上回るものだった。(雑な仕事ぶりのイメージ画像を参照)。

なぜ?急速にサラブレッドが速く走れるようになったのか?要因を探ったところ、騎乗フォームの変化(天神乗りからモンキー乗りへ)と一致していることが判明した。

 

天神乗り、モンキー乗りの違いと特徴

・天神乗りの特徴

馬の重心移動と同じようにジョッキーの重心も動いて、馬と人の重さを一緒にしたような重心点ができ、それが馬の上下動に併せて動くのが天神乗りの特徴。

・モンキー乗りの特徴

天神乗りと比較して、ジョッキーの重心の上下の動きが少なくなっている。モンキー乗りの場合は、馬の体重心だけが動いていてジョッキー体重心は理想的にはいつも同じ位置にあるので、ジョッキーの体重の上下動のために馬がエネルギーを使わなくていい。以上のことから、モンキー乗りの方が、馬にとっては省エネということらしい。

「体重心は理想的にはいつも同じ位置」これって武豊騎手の騎乗フォームがスグに浮かんでくると思うんですよ。

 

武豊騎手の騎乗フォーム

武豊騎手のファンの方に「騎乗フォームが好き!」多いと思うんです。道中の姿勢と4コーナー馬なりで上がってくる姿、さらに最後の直線で、ムチを持ち替える仕草など綺麗ですよね。

「理屈の上から言うと、モンキー乗りで自分の体重心をいつも地面から同じ高さに保つのが、馬には一番楽だというふうには考えらています。」

「理論上、ジョッキーは自分で反動を抜いて馬の動きを邪魔しないのがいいということですね。究極で言うと、武豊騎手みたいな感じでしょうか。」

引用元:ネットケイバ『競走馬の最大の敵!屈腱炎は予防できるのか』JRA競走馬研究所(4)http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=31149

武豊騎手の騎乗フォームをみていると、「ブレ」がない!!ですよね。重心の移動が少ないようにみえる。競馬新聞を見ていなくても、レース映像をみているだけで、どれが武豊騎手なのか?判別できますよね(ブーツの紫のところで判別するのは反則)。

それに対し、激しく馬の上で動く騎乗フォームがある。

トントン騎乗

武豊騎手のフォームとは逆で、馬の上でしりもちをつくような騎乗フォームがありますよね。

理論的には、ドンッと落とされると伸びるというより落下しちゃう気がします。

よく「馬を動かすんだ」と言われますが、ジョッキーが押したり引いたりすることによって馬を速く進ませるということは、物理的にはできないはずなんです。外力がないので。

引用元:ネットケイバ『競走馬の最大の敵!屈腱炎は予防できるのか』JRA競走馬研究所(4)http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=31149

トントン騎乗は、理論的に説明できない。ただ、文中ではこのフォームについてもフォローがされているので、興味がある方は上記リンクから読んでみてください(無料なので大丈夫です)。

まとめ

騎乗フォームの違い(天神乗りから、モンキー乗りへの変化)によって、サラブレッドの走破タイムが劇的に変化した。

現在はモンキー乗りのなかで武豊騎手のようなフォームと、激しく馬を追うアクションのふたつに分けられる。どちらの騎乗フォームがより馬を速く走らせることができるのか?難しいテーマです。

私は武豊派で、武豊騎手が4コーナー馬なりで上がってくる姿をみると、「ざわ・ざわ・・ざわ・・・」するんです。「直線どこまで弾けんのよ?!これは勝っただろう!!」色々な想像ができる、あの瞬間が、たまらんのです。

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